オープニングパーティの作り方
渋谷の片隅に2012年1月、ひっそり誕生したものづくり系シェアハウス・渋谷モクモクハブも、半年経ち、ようやく開催できるはこびとなりました。
せっかくなので、オープニングパーティ開催のための準備をまとめます。かなり長いです。
(〜1ヶ月前)オープニングパーティを企画する
まずはオープニングパーティをどうやって開催するか考えました。渋谷モクモクハブのリビングは18.5畳しかないのでそんなに人が呼べない。
そこで入れ替え30分を挟み、2時間ごと、全部で5回のパートに分けて開催することにしました。
5部制のオープニングパーティ
- 13:00〜15:00 第1部 「シェアハウス」
- 15:30〜17:30 第2部 「ものづくり」
- 18:00〜20:00 第3部 「出版」
- 20:30〜22:30 第4部 「Web」
- 23:00〜5:00 第5部 「アニメ」
(1ヶ月前〜3週間前)ステッカーの発注
モクハブのロゴを使ってステッカーを作りました。こんな感じでPCなどに貼ってもらって宣伝になるように、1,000枚くらい発注。
届くのに数週間かかるので早めに発注しときます。
(1ヶ月前〜2週間前)料理(シェフ)のブッキング・打合せ
せっかくのオープニングパーティ。新しくできたシェアハウスを色んな人に知ってもらうために、おいしい料理でもてなしたいもの。
今回、モクハブのオープニングパーティでは友人のEnbos先生にお願いしました。Enbos先生と打合せして当日の料理などを話し合っておきます。
Enbos先生とは奇妙な縁で、知人の誕生日で知り合い、ひとりぼっちのためのミニコミ誌『ボッチライフvol.2』に寄稿していただいたり、嵯峨崎地域新聞ガイドブックを一緒に作ったりいろいろやってます。
以前料理人だった経験を活かし、いろんな料理を作ったり高野豆腐を1,000個食べたりするおもしろシナリオライターです。
ちなみにEnbos先生はこんな料理を作ってくれました。こちらは第1部デザートの、イチゴとブルーベリーのタルト(撮影:もとこさん)。
なんじゃこりゃうまそう。
(〜2週間前)オープニングパーティに人を呼ぶ
モクハブではFacebookイベントを使って人を呼びました。
人には忘却曲線というものがあります。なるべく忘れられないように、そして来て欲しい人の予定とダブルブッキングしないように、2週間前〜1週間前くらいに呼ぶのが良いと判断。
手当たり次第にイベント呼びまくりおじさんにならないよう、注意深くほんとに来て欲しい人のみ呼びました。
歩留まりをどう考えるか
生レバー食べ収めイベントや、他の個人的なFacebookイベントを開いた経験から、Facebookイベントを使った場合の歩留まりが7割〜8割程度と判断(イベントにおける歩留まりとは、「参加予定」を押しておいてドタキャンしたりしない人の割合のこと)。
大体の見込みゲスト数がわかったので、それに合わせて各パートに出す料理の量を調整しました。(ちなみに今回のオープニングパーティに至っては歩留まり9割以上という高い参加率を記録しました。ありがたいかぎり)
(2週間前〜3日前)オープニングパーティの下準備
色々買います。
ネームプレート
参加者同士の交流が円滑になるようにネームプレートを発注。モクハブの定員を考えて、50枚×2セット、計100枚発注しました。
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プロジェクター
今回はLTを開くので、プレゼンができるような設備を整えねばなりません。参加者のPCをつないで発表できるようにしておきます。
プレゼンをしたり、、
アニメのBlu-rayをプロジェクタに映写できるようにしました。
HDMI映像を二分配して、テレビとプロジェクターの両方へ同時に映す
気付いたかもしれませんが、モクハブのリビングではテレビとプロジェクターが同期しています。PCの1入力を2分配し、テレビとプロジェクターの両方へ映像が映るようにしました。
プロジェクターが角度的に見えない人でもテレビが見れるようになって非常に便利だった。
Amazonのこれ買ってこの分配を実現。非常に使い勝手が良い。
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お酒
お酒はとにかく大量に発注。余っても自分たちで飲めばいいのだ。Amazonだけでもこんなに発注した。
まずはコロナ。かなり高いですが瓶コロナはやっぱりかっこいいので48本発注。
コロナ高いのでちょっと安い発泡酒を24缶。
話のたねになるように青ビールを発注。こちらは高いので6本のみ発注。
アサヒスーパードライを24本。
ちょっとめずらしいところでオリオンビール。こちらも48缶発注。
めずらしい発泡酒その2。24本発注。
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コロナ缶を24本。
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計198本。こんなにたくさんのお酒を一度に発注することも今後そうそうなかろう。
(それでも足りなくなって、当日複数回カクヤスへ走ることをこのときはまだ知らない)
お酒オープニングパーティの3日前に届くよう手配。パーティ3日前には玄関がこんな状態に。ドーーン。
(2日前〜前日)買い出し、仕込み
前日までに買い出しと仕込みを済ませます。
ハナマサで買い出し
コック長のEnbos先生と一緒にむかったのは肉のハナマサ。
モクハブで仕込み
モクハブに移動し、ここから夜を徹して怒濤の仕込みがはじまりました。
一番時間のかかるタルト生地から作っていってました(タルト生地手作りのすごさ)
うーんもうこの時点でおいしそう。
焼き上がった生地。
イチゴをたくさん乗せて……
完成。大変うまそうである。
今回は5回の異なるテーマごとにすべて違うデザートを提供するというシェフのこだわりよう。イチゴとブルーベリーのフルーツタルトは第1部「シェアハウス」にて提供されました。
ほかにも、前日にはスポンジケーキを焼いたり、
クリームチーズタルトを作ったり、
肉のカタマリを豪勢な感じで焼いて、
ぶっっ厚いローストビーフにしたり。
大変おいしかったです。
(ローストビーフには洋風ワサビを付けて食べるのが非常によかった)
(前日〜当日)氷屋さんに氷を発注
氷を40kg発注しました。
今回は冨士氷室のブロックアイス(角氷)を40kg発注。夏の暑い時期は需要が高いらしく、4kgブロック1つで400円もする。40kgで4,000円でした。
今回はお風呂場に氷をぶちこみ、ビールなどをドブ漬けします。
どんどん入れていく。
いい感じになりました。
いよいよパーティ当日です。
(Enbos先生とアトリエで前祝いしてるところ)
(当日〜)色々設置
設置します。
受付を設置
玄関のトビラを開けたところに受付を設置しました。住民が持ち回りで受付を担当。
ここで参加日1,000円を受け取り、名札とお土産(モクハブステッカー2枚)をお渡しします。
受付用の机としてこれ買いました。
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荷物置き場を用意
モクハブパーティのメイン会場は2Fのリビング。
1Fのアトリエは開放して、荷物置き場として利用しました。
モクハブのアトリエには廊下が見渡せる窓がついているため中の様子が見れて安心(ゲストの方的に)。
リビングが荷物であふれかえらないよう、荷物置き場は用意しておくべきでしょう。
(当日〜)オープニングパーティ当日はとにかく愉しむ
せっかくここまで準備をしてきたのだから当日は楽しみます!
ぼくは「場」を興味を作ることばかりに興味があってその後のことはけっこうどうでもよくなることが多いです。OPパーティも開催にこぎつけられた達成感から、わりかしどうでもよかったりするんですけども、それでも楽しまないとソン!
というわけで引き続き当日のレポートへどうぞ。
当日の様子はこちら
シェアハウスでオープニングパーティしたい!とか考えてる人の参考になりましたらうれしいです。
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